万年平社員だと思っていましたが、思いがけず係長にランクアップしたので、じゃあ家でも買ってみようかなという感じで、家探しをスタート。
この「係長、家を買う」シリーズでは、購入に至るまでのプロセスや考え方を自分なりにまとめていこうと思います。
ぼんやり住みたい家をネットで探す
最初に誰でもやると思いますが、ネットで不動産系のサイトをブックマーク。
適当に希望を入れて、検索してみましょう。
夢がぐんぐん広がってきます。
眺めているうちに、こんな所に住みたいな、これくらいの金額なら払えるかもといった具体的な希望も出てくるはず。
多くのサイトでは希望の物件が売り出された際に、メール等で通知してくれるサービスがあります。
便利なサービスですが、これをやると営業から電話が掛かってくる場合もあるので、最初のうちは登録を見送りましょう。
いい物件を見つけたらさっさと内覧
もちろん、現状では資金計画も無い状態ですから、買えるわけもありません。
それでも、物件購入に向けて正しくマインドをセットするために、ネットではなく現地で内覧する必要があります。
理由は3つ。
1.現実を知る
私の場合は、ビンテージマンションが好きだったので、ネットで良さそうな物件があれば、そのあたりを中心に内覧させてもらいます。
ネットで情報が溢れている時代だからこそ、多くの不動産は適正価格です。
安価な物件にはそれなりの理由があるし、割高だと感じる物件もしかりです。不動産の高い安いの感覚を身につけるには、現地確認が一番。
チラシでもネットでもこれはわかりません。
実際に観に行けば、ネットに掲載されている写真や図面から受ける印象と全く異なっていたということを実感出来るでしょう。
期の段階であなたが住みたい家と考えているのは、あなたが想像している金額よりもずっと高いはずです。
そこで初めて、理想と現実の差を知りギャップを埋めていく作業にシフトしていくことになります。
内覧とは、現実を知るための最初のステップです。
2.売れ行きのスピード感を知る
これだけ高い買い物となれば、購入検討期間が長い人たちも沢山います。
つまり、頭金から住宅ローンの事前審査まで、準備万端なライバルたちがたくさんいるのです。
あなたがいいなぁと思った物件はほとんどの場合、すぐに売れてしまいます。
実際に私がいいなと思った物件も、初めての内覧時で申し込みが既に数件あるといったことは珍しくありませんでした。
つまり準備の出来ていない人には、いい物件は巡ってこないのです。
3.相性のいい担当者を探す
当たり前の話ですが、内覧には必ず不動産会社の方が鍵を持って同行してくれます。
内覧で良さそうな不動産の担当者を見つけたら、名刺をもらっておきましょう。
彼らは、ネットには出回らない旬な情報を沢山もっています。
すぐに売りつけようとせず、住まいの希望をヒアリングしてくれたり、住宅の減税や住宅ローンのことなど、根気よく説明してくれる信頼出来る担当者から不動産は購入したいものです。
おそらく、多くの人にとって不動産は一生の内で一番高い買い物。
購入までのプロセスをしっかりと説明してくれる責任感のある人にお願いするべきでしょう。
次回は契約までの流れを解説していきます。