そしてヤル気兵たちは、三日で坊主にやられる

そしてヤル気は三日で坊主にやられる

はじめに。
ヤル気を引き出すのは本当に難しい。
つい5分前までに胸の内にあった燃えたぎるようなヤル気は、
次の瞬間に雲散霧消してしまう。これは誰もが体験する苦い経験だ。
とても悲しいことだが、この積み重ねが自分の限界点を決める事も多い。

しかしこの現象は、ヤル気が何者かに「壊滅」させられたと考えてみるとちょっと面白くなってくる。この例で言えば三日坊主という敵になる。 三日坊主という敵は単なる想像上のモノではない。私たちの保有するヤル気兵を一瞬で消滅させる強大な力を持った実在の敵である。

ヤル気兵の成長

私たちは何かをやろうと決めたとき(作戦目標)、計画(作戦行動)を立てて、
自分が隊長となり、一個師団分くらいのヤル気兵たちを
その作戦に投入している。

この結果の積み重ねがヤル気兵たちの規模拡大及び士気を育成する。
このヤル気兵たちの世界において最高の称号は「努力家」という勲章だ。
この「努力家」という勲章が、ヤル気兵たちの存在を証明してくれる唯一無二のものになるからだ。

残念ながら、ヤル気兵たちは「成功」にあまり興味がない。「成功」に強い興味があるのは、自分自身(師団長)のみとなっている。
ヤル気兵たちを自由自在に操れない問題点はまさにここにある。

ヤル気兵の質の低さ

最初のヤル気兵の連中というのは、新しい目的の為に昨日今日集めたばかりの素人集団の寄せ集め。訓練兵よろしく、態度は一丁前だが実践経験が無く戦場に投入された途端に恐怖でおののく場合が多い。
だから脱走兵になったり、誤って仲間を攻撃してしまったりしてしまう。
血気盛んな部隊もいるが、最初の数日は何時間も大活躍してくれるが3日以内に屍として発見されるという報告が後を絶たない。

なぜ三日坊主という敵と戦ってしまうのか?

あまり知られてないことだが、彼らの帝国は限りなく広く、またとてつもなく強い力を持っている。
その為、最初にヤル気兵たちを投入するのは彼らの帝国となる場合がほとんどである。

その結果、私たちのヤル気兵は3日も持たずに壊滅状態に追い込まれ、
撤退を余儀なくされる。ここで失った数が多ければ多いほど、次の作戦行動を開始するまでに戦力を増強するのは時間がかかる。
繁殖する母数が少なければ、数が増えるのにも時間がかかるのと一緒だ。

次回は三日坊主脱出作戦について
つづく

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