誘惑の多い家で勉強出来ない人は、外に出て勉強場所を探さなければいけません。そこで一番の候補として挙げられるのは図書館でしょう。カフェで勉強するなら図書館で勉強しろという意見がネット上でも散見されますが、知らない人が多いみたいなのでここに書いておきます。
「図書館において席借りのみの勉強は原則禁止」です。
詳細は日本図書館協会の公立図書館の任務と目標のページ、第2章の図書館サービスの項目にこう記載されてます。
やんわりと、嫌がってますね(苦笑)
こういった理由もあり、学習室が併設されてたり、資料閲覧用の机を勉強目的に使用しても良いと謳っている図書館はかなり少数です。つまり、多くの図書館の閲覧席で勉強されている方というのは、図書館側が暗黙了解で注意をしていないといったのが実情なのです。
じゃあカフェでの勉強は?
次にカフェでの勉強ですが、スターバックスを始めとした一般的なカフェでは、勉強を禁止しているところは実はかなり少数です。ダメな店舗はちゃんとダメですよといった張り紙やプレートが置いてあります。
実はどっちもどっち
勉強を禁止されているされていないで言えば、図書館の方が圧倒的に原則禁止されているということになりますね。図書館側が原則ダメだと言っているのに、注意されないから勉強をする。多くのカフェでは勉強を原則禁止していないけれど、迷惑だと感じる一般客がいるのもまた事実。
スペース提供側がどう言っているかという観点から見ると、当然「図書館」よりも「カフェ」での勉強に軍配が上がります。
じゃあ禁止されていなければ何をやってもいいのかという話にもなってしまいますし、ここがすごく難しいところ。
新しいタイプの有料自習室
前置きが長くなりましたが、こういった動きを察知してかここ数年都内では「有料自習室」が増えてきました。少し前の自習室と言えば、受験生や浪人生、難関資格に挑戦する方々の勉強場所として存在していたように記憶しています。
現在増えている「有料自習室」というのは、「一般社会人向けのタイプ」です。ネット上の情報も踏まえて、3店舗ほど見学させてもらいましたが主な特徴は以下の通り。
・オフィス街にある
・無線LAN完備
・オシャレな内装
・フリードリンク
・貸ロッカー
・勉強会イベント開催
・多種多様な料金プラン
・コワーキングというタイプも
自分の為のサブオフィスというかそういった感覚に近いですかね。
月極で相場は1万円弱ほど。多くの自習室が会員制度を採用していますが、会員登録をしなくても時間単位で設備を利用出来る自習室も多く存在しています。会員よりは割高ですが、事前に設備を利用出来るので興味のある方は利用してみてください。
席の確保については指定席なのか自由席なのか、時間帯によって満席になることもあるのかなど事前に確認してください。また、女性の方は男女のトイレが別になっているかどうかを確認された方がいいかもしれません。
社会人が平日に図書館に通うというのはなかなか難しいことです。また、仕事帰りのカフェで長時間粘るのが気になるようでしたら、こういったタイプの「有料自習室」をオススメします。
図書館の静寂さとアクセスが良く営業時間の長いカフェのちょうどいいとこ取りだったりするので。
探すならこのサイト!
このSTUDYMAPというサイトでは、コワーキングスペースや、有料自習室、自習を許可している図書館を探すことが出来ます。