勉強方法をくすぐれ!

勉強方法をくすぐれ!

コチョコチョする話じゃありません。
落語などで本筋とは直接関係がない駄洒落や内輪ネタでことで観客の笑いを取ることを「くすぐり」のことです。

古典落語などで、本来の台詞にあるさして重要ではない語句を、関連性のある現代の話題に差し替えて、思わず観客をニヤリとさせる高等技術です。個人的には柳家喬太郎のくすぐりが好きだったりするんですが、そんな話はさて置き。

So much for small talk. Let’s get down to business.

古典落語で行われる「くすぐり」は噺家のオリジナルです。この古典落語という王道に自分のアレンジを加えて観客を湧かせるんです。浅草の寄席などに行って時折感心することは、「笑わせる様式美」というものがちゃんと落語にはあるんだなぁと感じる事。

枕(まくら)でちゃんとこれからこういう噺(はなし)を始めますよと分かり易く説明してから、本題の落語の世界へと入って行く。そして、時折「くすぐり」を差し込んで、お客さんをどっと笑わせる。

勉強にも王道ってちゃんとありますよね。語学で言えば、音読だったり、瞬間英作文だったり、シャドーイングだったり、中学文法基礎だったりね。

で、この辺の勉強方法をネット調べてみると、王道的というか古典的というかそういう勉強方法がある。だけど、これがキツい。どこまでいってもキツい。1つの言語を習得する目安時間ってみなさんご存知ですか? 3000時間ですよ、3000時間。いくら我慢強い日本人でも3000時間はさすがにお手上げです。だから、おかしな勉強方法も検索で引っ掛かってくるんですよね〜。DUOだけでTOEICスコアは伸びませんし、英語をシャワーのように浴びても排水溝に流れていくだけです。

だからくすぐるんです。その勉強方法を鵜呑みにしないで、自分なりに「くすぐってみる」んです。勉強時間を工夫しろっていうとちょっと押し付けがましいけど、勉強方法をくすぐってみようと思うとなんだか肩の力が抜けませんか?