インターネットの普及とともに、増えたのがIDとパスワードの管理。最もダメなパスワードTOP25が発表されたばかりですが、まさかご自身のパスワードが「password」や「123456」なんてことはないですよね?
パスワードを考えるのが手間
TWITTERやFACEBOOKと連携してログイン出来るサービスも増えてきましたが全てのサービスがそうというわけではありません。
パスワード一括管理ツールなんかも、便利ですが、常に漏洩の危険性と隣り合わせなのは事実。
一番安全なのは、複雑で自分のアタマの中だけにあるパスワードなのかもしれません。
パスワードを1つ作るにしても、たくさん作るにしても、強度が高く自分にしか思い出せないパスワードを作るのは一苦労です。また、複雑で長い綴りの強力なパスワードを作ったとしても、忘れたり、どこかにメモしてしてあるのであれば、それこそ本末転倒。
そこで、自分がやっているパスワードの作り方をご紹介します。
PCのキーボードで作れる強力パスワード
では早速作ってみましょう。
用意するものは好きな人物名とPCのキーボード!
1.好きな人物を決めます。
今回は、松尾 芭蕉でパスワードを作ってみます。
2.キーに印字されているひらがなで打っていきます。
(苗字と名前にスペース)
まつお□ばしよう = jz6f□@d94
こんな感じ。 なんか強そう!
3.サービス毎にパスワードを変える
どのサービスも同じパスワードというわけにはいきません。
例えば、登録するサービス名がGmailだった場合、その頭文字を大文字で最初と最後に追加。
GMailまつお□ばしようGMail = Gjz6f□@d94G
Twitterであれば
Twitterまつお□ばしようTwitter = Tjz6f□@d94T
助さん格さんみたいなりましたね。
実際の強度を検証していきましょう。
※セキュリティ上の理由から実際に使用するパスワードをサイト上で検証する行為はお勧めしません。どうしても確認したい場合は、Microsoftが提供しているサービスで確認してみてください。
パスワードチェッカーでみてると。。。
まず、一番ダメなパスワードの代表格「password」や「12345」だと、弱すぎるぜっ!と言われてしまいました。画面が赤信号です。
次に、松尾芭蕉(スペース無)を入れると。
jz6f@d94
これだけだと3時間で倒されてしまうそうです。
伝説の歌人も以外と弱い。
では名前にスペースが入ると。
jz6□f@d94
116日ですか。。。スペースキーはなかなかの威力。
それでも、このレベルではラスボスまでたどり着けそうにありません。
先ほどのようにGメールなどのサービス名「G」を最初に追加。
Gjz6□f@d94
526年。。。なんかウケる。それでも画面はオレンジ。
中ボスくらいなら倒せますかね。
それじゃあ、末尾にもGmailの「G」をいれると。
Gjz6□f@d94G
50 thousand years! ヤッタァ!
助さん格さんとパーティを組むとすっごく強くなるんですね~。
当たり前と言えば、当たり前なんですが名前が長ければ戦闘力は上がります。例えば、Gメールサービスで芥川龍之介だと
G3hqt@0□l84kr:G
4 trillion yearsって強ぇなぁ、おい。
まとめ
・PCキーボードで人物名をひらがな打ち
・サービス名を先頭1文字を大文字で前後から挟む。
メリットとしてはキーボードさえあれば、すぐに思い出せるということ。どのサービスでも違ったパスワードになるということ。名前の部分のみ、同じキーを順番にタイプしていくので、一ヶ月もすれば体が覚えます。また、サービス名で好きな人物名を挟み込むだけなのでパスワードを忘れることもありません。
デメリットはキーボードの配列が違うスマホなどでは見ながら打てないということ。キーボードの写真さえあればどこでも入力可能ですけどね。心配性の方は、キーボードの写真を定期入れにいれておくだけでいいんです。