今まで10種類近く有料テーマを購入しては、カスタマイズを繰り返してきた管理人のYoriitoです。有料テーマ販売サイトのプレビューで見る素晴らしいデザインが数千円で手に入ると思うと、ついつい購入ボタンに手が伸びてしまいますよね!
しかし、この夢のようなテンプレートたちも、いざ自分のものにしてみると急に色褪せてしまいます。ゲームの展開でありがちな、強敵が仲間になった途端に弱くなるという現象によく似てるんです、これが。
WordPressのいいところ
プロのWebデザイナーであれば、Wordpressを使って3日くらいであっという間にパソコン、スマホ、タブレットに対応したホームページが作れちゃいます。さらに、プラグインというパーツを組み込めば、スパム防止、ソーシャル連携、お問合せフォーム、Google用サイトマップ、スパム対策など何でもやってくれちゃいます♪
高機能なWebサイトを爆速で立ち上げるならやっぱりWordpress!!
さらに有料テーマを買えば、メチャクチャカッコいいWebサイトが簡単に出来ると思い込んでいましたが、地味にいろんな壁にぶつかるので、この辺りの考え方をシェアできたらなと思ってます。
1.カッコいい有料テーマは海外製
言わずもがな。海外のWordpress有料テーマは非常に高品質です。見た目も機能もいうことなし。ただし!英語のドキュメントを読む力がないと、高機能なテンプレートを使いこなすことはできません。
また、日本語対応のマルチバイトのプラグインを入れていても一部の表示が上手くいかないこともありました。英語のドキュメントを読み解き、問題が発生している箇所のPHPプログラムを修正することは稀とはいい難いです。
2.独自の管理画面が面倒
大半の有料のテーマは独自の管理画面を設けています。この独自の管理画面が有料テーマ毎にかなり違うので、慣れないうちは、設定に地味に手間取るということがあげられます。かと言って、毎回Webサイトを立ち上げる度に、同じテーマを使うとは限りませんよね。新しいソフトをいちいち覚えるようなイヤな気分にさせられます。
3.カッコいいのはイメージキャプチャだ!
よく聞くのが、クールな有料テーマを入れてみて自分で作ってみたら、なんだかしっくりこない、ダサくなったという話。実はホームページがカッコいいのではなくて、ロゴと写真がカッコいいんです。
また海外製品は、アルファベットのWebフォントをふんだんに使えるので、見た目の統一感がありますが、日本語だとこうはいきません。ここの部分をはき違えると痛い目をみます。カッコいいコンテンツがあるから、WEBサイトもカッコいいんです。
4.だいたいプラグインで出来る
わざわざ有料のテーマを買わなくても、プラグインを組み合わせればだいたいのことは出来ます。Wordpressといえばやっぱりプラグインなので、わざわざ有料テーマの独自管理画面の使い方を覚える必要もありませんし、とっても楽です。
ホームページのみを作りたいなら
Webサイト制作に一度も携わったことがないなら、WordpressよりもWIXやjimdoのようなサービスを利用した方が、ホームページ制作のストレスはずっと減るかもしれません。
WordPressはオープンソース(つまり全て自己責任)ですので、責任の所在が曖昧なものを入れるというのは常にリスクが伴います。また、機能追加のためのプラグインがある日突然動かなくなったり、他のプラグインとコンフリクトを起こして影響が出たことも過去に何度もありました。私はデザイン寄りの人間なので、このいくつかの問題を解決するのに1カ月を要することも。
オリジナルのテーマを作っている時間は無いし、無料テーマを使うのが怖いから、有料のテーマで手っ取り早くカッコいいWebサイトを立ち上げるというわけには中々いかないようです。。。
上記のリスクを承知の上で私も2種類ほど有料テーマを導入してWebサイトを運用中です。Wordpressの有料テーマ購入について、ちょっと立ち止まって考えてみようよというお話でした。