それでもアナログ手帳は死なない。僕が紙の手帳を手放さない3つの理由

それでもアナログ手帳は死なない。僕が紙の手帳を手放さない3つの理由

欧米では紙の手帳が減ってきたとか、スマホアプリのスケジュール管理機能で十分だ!と脅されれば、「ええそうです、仰る通りです」と返答しますよ、そりゃあ。

僕だって、会社ではOffice365を使ってスケジュールやら会議室の予約を入れているし、スマホはスケジュール管理のRefillsというアプリを使って複数のカレンダーを同期させています。でも、紙の手帳はやめられないんですよね。理由は3つ。

1.脳みそに書き込むには紙の手帳

ビジネスのスケジュールっていうのは、言わば取引先との簡易合意書みたいなもので、いついつどこどこでこんなことをしましょうね、しましたね、いまこれくらい進んでいますという淡い色合いの合意を書き込むツールなんです。スケジューラーとしての能力はアプリの方が断然優位ですが、仕事の温度感がどうしても見えにくい。

アプリでToDoリストを作っても、どうも温度感が伝わってこない。紙に書くとこの微妙な温度感が残るんです。紙の手帳に書くことで、アプリ機能のラベルとか重要度とかよりももっと細かくて繊細なタグ付けが脳内で自動で行われているんだと思うんですよね。

最終的に仕事をこなすのは脳みそなので、この温度感を手放すのは怖いなーとか思ってます。アプリでToDoリストとか作っても、赤字や太字で書いてあるのに脳が処理したくないので無視している場合ってありません?

でも、手帳に書くと脳が自分の仕事だって認識してくれるんですよね。なので、僕みたいな仕事から逃げ癖のある人は紙の手帳にするべきだと思います!

さらに言えば、アプリはやっぱり遅いんです。起動スピード、書き込みスピード、電源不要という観点での優位性は紙手帳が圧倒的です。仕事のやり方は人それぞれですけど。定期的な予定など脳みそに書き込む必要のないものは、アプリに任せればいいと思います。

『イノベーションが窮屈なスマホアプリから生まれるかよ。漢は黙って紙手帳!』なんてカッコイイことをいつか言ってみたいですね!




2.防災グッズとしての役割

この国は欧米じゃないんです。災害大国日本なんです。紙の手帳は防災グッズとして有効だと私は考えています。災害が起きると真っ先に問題になるのが『電気飢餓』。この問題はとても大きいですよね。

ひとたび災害が起きれば、充電の切れたスマートフォンの為に、みんな差し込み口を探して徘徊するはずです。空腹になるより、スマホのバッテリーが切れる方がずっと早い。

一昔前の人であれば、自宅の電話番号や実家の電話番号を覚えていたかもしれませんが、今は携帯電話の普及で家の固定電話が極端に少なくなってきています。あなたは、大切な人の携帯番号を言えますか? 私は、手帳に大切な人の電話番号や連絡先を10名程度書くようにしています。

また、スマートフォンのバッテリーが切れそうな状態でも、重要な情報を紙に写して書き込むということも可能。手帳は照明さえあれば起動し続けてくれます。低燃費ですね。

3.高橋の手帳が大好き!

ごめんなさいね、3つ目の理由が個人の趣味で。モレスキン、モレスキンってよく聞きますけどね。僕は高橋の手帳が大好きなんです。高橋書店 2015年版手帳(4月始まり) デスクダイアリーカジュアル3 A5 No.963
の見開き1週間バーティカル式(土日均等タイプ)というのをずっと使っています。使えばわかるんですが、脳みそが喜ぶレイアウトになってます。
高橋書店 2015年版手帳(4月始まり) デスクダイアリーカジュアル3 A5 No.963

  • 書きやすい紙面
  • 厳選された素材
  • 耐久性のある丈夫な製本
  • 永年保存ができる中性紙を使用





『シンプルだけど、凝っている』っていうコンセプトは本当。見開きのデザインが美しく整頓されて、書き込む人の気持ちをじゃましないマナーのあるデザイン。似たような手帳はたくさんあるんですけど、見ればわかります。デザインが機能していないんです。ダメなんですよ。手帳は同じ大きさなのに、紙面上に息苦しさを感じるんです。

高橋の手帳が売れ続けているには、ちゃんと理由があります。『高橋をうならせたら50万円』って企画知ってます? そこの商品企画部門で意見を募集しているんです。素敵な企業姿勢です。

商品企画部門だけでなく、身近な人の名言・格言部門もあるので、得意な分野挑戦してみても面白いと思いますよ! 富くじみたいな紙屑買うより、脳汁絞って賞金もらったほうがいいと思うんです。僕も今年から挑戦します。
高橋をうならせたら50万円

買い換えるのは年末じゃなくて年度末

4月始まりの手帳がいいです。日本の社会は明治時代より年度(4月1日から翌年3月31日まで)で区切りを付けてきています。これは多くの学校、会社でもそうですよね。社会に出ている大半の学生や社会人の区切りは4月なんです。

そうなるとやっぱり、手帳は年度末に買い換えるのが気持ちがいいと思います。年末に買い換えるのはカレンダーだけでいいかな。