「お金払うから、ホームページ作って!」と言われる機会が増えました。おそらくはWebサイトのことを言っています。(ホームページというのは、ブラウザのホームボタンを押した時に表示されるページのこと)
僕はこう聞かれたら、ひとつ返事でいいよとは絶対にいいません。駆け出しのWebデザイナーでない限り、そんな返事をしてはいけません。
大体、個人にホームページを作って欲しい場合の顧客の第一希望は「追加要件ありきで、安く作りたい」だからです。
制作費・初期費用0円という会社もありますが、あれはあれで月々の費用はしっかり発生しますからね。
1.最初にブログじゃ駄目なのか聞いてみる
ブログが何かわかっていない人も多かったりするので、ブログから説明します。自分の意見や感想を日記風にして日時順、カテゴリー毎に分けて『ログ』を残していくWebサイトのこと。
ただ、やっぱり記録を延々と残していくサイト形式なので、ログ=日記,記録用のサービスであることを忘れてはいけません。カスタマイズはある程度までしか融通が効かないです。サービス元がやーめたと言えば消えちゃいますが、しばらくはそんなこともないんじゃないですかね。
Tumblr(タンブラー)
オシャレなブログが簡単に作れてしまうサービスです。独自ドメイン(自分の好きな名前。○○○.comとか)使えたりします。ぱっと見て普通のWebサイトと何が違うのかわからないかも。ブログページだけではなく、プロフィールなど複数ページが作成が可能。簡単な問い合わせフォーム設置可。
ちょっとしたWebサイトとブログを同時にやりたい方は、どうぞTumblr(タンブラー)をチョイスしてください。多くの方の要望を満たしてくれるはずです。
はてなブログ
国内サービスで一押しのサービス。シンプルな機能。強烈なほどSEOに強いので早い段階でアクセスを稼ぎやすいです。アフェリエイト貼ったサービスならこちらでしょう。
2.ブログが嫌ならWixやJimdoを紹介
「ブログは嫌だ!」ということであれば、プログラムが組めなくても作れるサービスを紹介します。私はこの二つのサービス凄くいいと思うんです。全部揃ってますからね。独自ドメインはもちろん、スマホ表示にも対応しているし、フォームもつくれるし、ショッピングカートも設置可。
月々数千円でこの機能なら文句無しです! 基本的な機能であれば無料で試せますから是非使ってみてください。無料版は広告が表示されます。どちらも、テンプレートと呼ばれるWebサイトの枠(雛形)が豊富に用意されています。
Wix
- 費用:¥1,300(月額)※複数プラン有
- 規模: 6000万人以上!!
- 特徴:ホテル予約システムの機能追加などアプリが豊富
Jimdo
- 費用:¥11,340(年額)※複数プラン有
- 規模:サイト数1000万サイト以上!!
- 特徴:プロのWebデザイナーに頼める有料オプション有
3.君に全部任せた!なら過去制作事例とソースコードを見せる
TumblrやWixやJimdoのような優れたサービスを紹介しても、「パソコンあんまり詳しくないし、やっぱりあなたに作って欲しいんだ」とお願いされたら、たった2〜3ページでも最低見積は10万円からお願いしています。
だって人を動かすんです。プロを動かすんですよ。友達であれ家族であれ知人であれ、ここまできてプロに頼むというのであれば、こちらも相手をクライアントと認識して腹を決めなければいけません。
数万円で作るのは難しいです。たった数ページの場合でも、必ず追加要件が出てきます。スライドショーを追加して欲しい、やっぱりお問い合わせフォームが欲しい、https通信?何それ、テキスト書いてよ!、イラストちょっと描いてくれない?ってな具合で大体全部のせみたいなラーメンになってきちゃいます。チラシ一枚作るのとはわけが違います。(断っておきますが、私がもともといた制作会社はWebと印刷両方をやっていたので、私も印刷用のデータは作れます)
私は個人で20サイト以上作ってきています。会社で作ったものを含めると、大小50サイト以上は作ってますかね。デザインされた絵を貼り付けたものじゃないことを理解してもらうために、過去の制作事例からデザインとソースコードの両方を見せます。これは絶対にやります。私はこの2つをやるのでこの値段ですとお伝えします。
星の王子様に出てくる狐が大切なことは目に見えないと言ったとか言わないとか。彼の職業はもしかしたらWebデザイナーだったのかもしれません。一番大切なソースコードはクライアントに見えませんから。
Webサイト制作に私が使うソフトと知識
ざっくり書いてます。
- 主なアプリケーション
- Excel(見積用)
- Powerpoint(画面設計)
- Photoshop(素材加工、デザインカンプ)
- Illustrator(ロゴ,ベクターデータ)
- Dreamweaver(コーディング)
- mi(コーディング補助として)
- Webサイト制作の必須知識
- レンタルサーバ(Webサイト用の土地)
- HTML(Webサイトの土台)
- CSS(見た目をリッチに)
- JavaScript(見た目をもっとリッチに)
- SEO(検索エンジン向け)
- PHP(いろいろ出来るプログラム)
- SNS(ソーシャル連携)
- WordPress(コンテンツ管理システム!)
結論
Webサイトを作ろうと思った時に、制作会社やプロのWebデザイナーにお願いする前に色々と選択肢はあるよということです。正直、様々なサービスを通してWebサイトが手軽に作成出来るようになったのは、私たちプロとしてもありがたい限りです。
ここで紹介したサービスを使うのも苦痛だ!あなたにお願いしたいという方だけの案件を絞り込めますから。