誰かを痛い目に合わせるという意味ではありません。
今日は本物のお灸を試してみたお話です。
ストレス社会(もう鬱の時代と言い換えた方がいいかもしれません)と言われて久しいです。日頃から予防策を講じる必要に迫られるほど、事態は深刻だったりします。
体を動かす事、汗を流す事、ストレス物質を体外に排出することが、予防策の根幹にあるように思えます。
もちろん、ブラック企業からはズラかることが最善策です。ブラック企業という単語を耳にすると、いつもマイケルジャクソンのBeat itが頭の中を流れます。
少し脱線してしまいましたが、
時間に追われているビジネスマンには毎日ジムに行く時間もなければ、自宅にサウナがあるわけでもありません。体を動かすという観点からのストレス解消はいくらでもやりようはあるはずですが、そんなアグレッシブさを持っている方だったら、お灸は不要かもしれませんね。
たまの休日は家で寝かせて欲しいというグッタリでマッタリなお父さんだったら、東洋医学が生んだアナログテクノロジーのお灸をオススメします!
手の上で出来るたき火
簡単だけじゃ何事も長続きしません。例えば、カップラーメンは簡単でおいしいから人気があるのです。プラスαがあって初めて物事は長続きするんです。
じゃあ、お灸はどうかというと簡単且つ好奇心を刺激してくれます。なんと言っても、手のひらで出来るたき火ですから、心がほんわかとほぐれていく様が実感出来ること請け合いですよ! もちろん、お灸の煙にもアロマ効果を含んでいるので嗅覚を刺激したリラックスにもあります。脳内血流をスムーズにしてくれるなんて話もあるくらいです。
お灸の効果
お灸は千年以上前からある東洋医学の自然療法です。お灸は「熱」を使ってツボを刺激し血流をスムーズに整えてくれるそうです。
特徴は、ゆっくりと確実に体調改善してくれるところにあるそうです。東洋医学には「未病」という考え方があるくらいですからね!
※未病:肩こり、腰痛、便秘、不眠など、体が何らかの異常を示すサインを出しているけれど、明確な症状がない状態。
お灸の原料はあの万能薬!
お灸は「もぐさ」に火をつけて行います。もぐさの原料は昔から万能薬として使われていた「よもぎ」です。健康食で知られている沖縄料理でも「よもぎ」はよく登場するんですよ。また、よもぎは湿熱効果も高いためお灸の材料として定着したそうです。
ツボの探し方
ツボの位置を記した図などを見かけると思いますが、あれらはあくまでも基準となる指標で、実際のツボはやはり個人差があるそうです。
押すと痛かったり、気持ちいいのがツボだと思われがちですが、そうではなくツボ周囲の皮膚をやさしく撫でながら、鈍く感じる部分や弾力が無かったり、くすんでいたり、他と質感がちょっと違うんだよなぁ〜というのがツボということらしいです。宝探しみたい!
台座灸ならドラッグストアで買える!
一般的なお灸として知られているのは「台座灸」と呼ばれているものです。さっそく買ってきました。
箱を空けたらたくさん入っていたビックリ。よく見るとパッケージにちゃんと80コ入りって書いてありました(笑) これを使い切るころには効果が出るんでしょうかね〜。
合谷(ごうこく)万能ツボ
お灸というと背中のツボにどっさり置くイメージがありますが、合谷という便利な万能ツボがあります。場所は手の人差し指と親指の骨が合流しているところです。
効果は、風邪のひきはじめ、疲れ目、花粉症などのアレルギー、美肌、肩こり、精神過敏、精神不安、無気力、整腸作用など。
え〜と、他のツボ不要なんじゃないの?という感想は私も持ちましたよ。
1週間使ってみて
七日間連続で就寝前に自分の合谷に台座灸を据えてみました。どこぞやのレビューアではないので、ここではっきりと効果を明言するのもちょっと違うと思いますが、感覚的に睡眠の質は向上したように感じます。
現代のテクノロジーにずっと向かい合っていると、ある種の冷たさを感じずにはいられません。全く抽象的な考え方かもしれませんが、心の炉に火が灯っていない感じがするのです。冷えきったものに火を灯す感覚、お灸というのはそういう力を持っているように感じます。
くれぐれも火の元に気をつけてくださいね〜