独学で学ぶのが難しいものと言えば、やっぱり楽器でしょう。
私自身、大人になってからチェロを始めましたが、やはりいろいろな葛藤がありました。
今回は大人が楽器を習う際に、ポイントとなる音楽教室と先生についてお話します。
最初は大手の音楽教室で習う
大人には、仕事や家庭があるので「楽器を習う」というのはなかなか難しい。
しかも、経済的な理由から自宅に先生をお招きしてなんていうのは本当に限られた人にしか出来ませんよね。
となると音楽教室に「通い」で習わなければいけません。
最初に習い始めるなら、まずはメジャーな音楽教室などを覗き込んでみてはどうでしょうか。
メジャーな音楽教室であれば、主要駅の徒歩圏内で大抵は夜遅くまでやっています。
大手の音楽教室のメリット
- 主要駅の徒歩圏内
- 夜遅くまでやっている
- 楽器レンタル可
- コースのバリエーション
- 練習室レンタル
- 曜日に応じて複数の講師陣
続くかどうかを低コストで試すという点でも大手の音楽教室が一番です。
大手音楽教室から個人教室へ
音楽教室にも慣れ、レンタル楽器も卒業して自分の楽器が欲しいとなったとき、もう一度今の音楽教室でいいのか、今の講師でいいのかを考えてみるのがいいでしょう。
私はこれをレッスンの脱皮と言っていますが、ある程度通っていると先生との相性や楽器購入などいろんなものが見えてきます。
そこで視野に入ってくるのが、個人教室です。
実は、大手の音楽教室で楽器を教えてくれる講師の多くが音楽教室と並行して個人でレッスンをしていることがほとんどです。
メジャーな音楽教室などでコネクションを作ったあとに自宅から近い場所で教えてくれる先生がいるかどうかを聞いてみるのも手だと思います。
習い始めの頃は、講師の経歴ばかりに目がいきますが、少しでも弾けるようになってくると、指導内容が自分にマッチしているのかしていないのか普通の悟性を持っている大人ならわかるようになってきます。
私が大手の音楽教室で習っていた頃の先生は非常に厳格な方でした。
ですから、徹底的に音階を中心とした基礎練習を叩き込まれました。
しかし、だんだんと通うのが苦しくなってきたのです。
いくら練習してもなかなか曲として形にならない。
そこで、思い切って先生を変えることにしました。
近場で探したいとろですが、個人で指導されている先生というのは、WEBサイトを持っていなかったり、駅から離れた先生の個人宅でのレッスンだったりと、かなりディープな検索をしないと見つからないことがあります。
私もかなり粘り強く検索して今の先生とお会いしました。
先生との相性
最近になってやっと実感したことですが、先生の経歴はあまり関係ありません。
というのも、私たち大人は音大を受験したり、プロを目指しているわけではないからです。
ですので、自分と先生との相性が何より大切です。
子供向けと同じようなレッスン方法だと感じるなら、やはり先生の怠慢でしょう。
ひたすら教則本を進めようとする先生もやはりダメです。
末永く自分が音楽を演奏することを楽しめるという視点で先生を探していきましょう。
自分は下手だいくら頑張っても上達しないと思っている方がいらっしゃれば、思い切って先生を変えてみるというのもかなり有効なモチベーション回復手段ではないかなと身をもって私は実感しました。
一般的な音楽教室に比べて個人で教えられている先生に方が金額が安い場合が多いですよ。