自分のささやかな願望を反映するのがテラリウム。
今回は、こんな生活をしてみたいという願望を込めたテラリムを作ってみようと思います。
テーマはセミリタイヤ(セミリタイヤは和製英語なので、正確にはearly retirementと言うみたいです)。
水辺といっても、水を貯めるわけではありません。
青いメノウの石を使って、「池のある風景」を演出します。
緑が中心のテラリウムに青い色が入るとグッと世界観が広がります。
ガラス瓶が大きければ大きいほど、選択出来る植物の幅も広がりますので、小瓶のテラリウムに慣れたら挑戦してみることをお勧めします。
大きいと見応えも違いますからね。
必要な材料
- ガラス瓶(大きく深さのあるもの)
- 鉢底石(通気)
- 水苔(ろ過)
- 土(ピートモスがベター)
- 木(ベンジャミン)
- 青いメノウ石(スライス)
- ハイ苔(草原用)
- バークチップ(岩場を作ります)
- ミニチュア(小舟)
- 割り箸
- 紙1枚(丸めてじょうごに)
- ピンセット
大きめのガラス瓶を用意
深さがある大きめのガラス瓶を用意しましょう。
透明で模様の無いものがいいです。
深さがあると、植物もしっかり根を張れますし「地層」を楽しめるのでオススメです。
大きめの瓶を安価に手に入れたければIKEA。IKEAと言えば家具を連想される方が多いかもしれませんが、実はおしゃれで安価なガラス瓶の宝庫なんですよ!
鉢底石で排水と通気
すべてのテラリウムの基本です。排水と通気を助けてくれます。
ホームセンターに必ず置いてあります。敷き詰める高さは気持ち多めくらいの方がいいです。瓶の高さの三分の一にあたる8cmで設定。
なるべく平らにならしていきましょう。高さがないと、後から敷く水苔に隠れて地層がうまく作れなくなってしまいます。
ミズゴケでろ過層を作る
ろ過と土が鉢底石に落ちるのを防ぐフィルターの役目を果たしてくれます。
少し湿らして割り箸を使いながら鉢底の石の隙間に詰めていきます。水苔を湿らせ過ぎないように注意。
用土
いよいよ土を敷いていきます。高さは6cmに設定。おすすめは水苔を腐食化させたピートモスです。
自宅に土がないという方はピートモスを使用されるのがいいでしょう。
私は園芸用の土が余っていたので今回は余った土を使用しました。良質な培養土であれば、それほど神経質になる必要はないと思ってます。ホームセンターに行けば、〜用の土と買いて販売されてますので迷うことはありません。迷ったらピートモス!
木を植えます
ポイントは瓶のフチに寄せて植えること。
こうすることで、後から配置するメノウの石やミニチュアのスペースを確保します。
今回は、日陰を好むベンジャミンを選択。室内向きの樹木で苔との相性もバッチリです。
市販の植木鉢から取り出したら、新しい環境に根が馴染むように土の塊を崩してあげます。大きなホームセンターであれば手に入るでしょう。
メノウの石を置きます
水辺を演出するために使います。好みの場所に置くだけでいいでしょう。
材料の中でも最も手に入りにくいものがスライスされたメノウの石です。
天然石を取り扱っているショップでも好みの石というのはなかなか手に入りませんでした。私は8店舗くらい回って、好みのものが見つからず、結局ネットショップで購入しました。結果大満足です。明るめの色がいいと思います。
ハイ苔を敷き詰めます
好きなように千切って敷き詰めていきます。タフな植物なので世話も簡単です。
テラリウムでもっともポピュラーなハイ苔。ただ、花屋でもホームセンターでも苔玉は売っているケースは多いのですが、苔単体で売っているところは少ないです。テラリウム専門店かネットで購入するのが近道です。
ミニチュアを配置して完成!
ここからは自由に配置して構いません。
メノウの石に小舟を浮かべて、バークチップで岩場を作ったりと、好きなように配置すれば出来上がりです!
妖精のフィギュアを置いてメルヘンチックな演出でもいいかも!やっぱり大きいと見応えありますね!!