練習する際の備品で必要なものといえば、やはりメトロノームとチューナー。今はiPhoneアプリでこの2つを兼ね備えた便利なアプリがあります。種類も豊富にあり、私も練習当初は4種類くらいメトロノームやチューナーアプリを試しましたが、結局このアプリの使い勝手が群を抜いて良かったので1年近く愛用しています。画面設計も簡潔且つ考え抜かれていて説明書も不要です。
私のようなスロースターターの場合、音のソルフェージュ(音程を聞き取る能力)が子供と違って劣るので、チェロのような常に音程のバランスを意識しなければならない楽器にはアプリは必要不可欠だと思っています。
チューナー機能
チェロのような作音楽器は常にチューニングが欠かせません。音程を合わせるだけでなく、チューニングをすることで弦のバランスや不具合も教えてくれるからです。レッスンの時は先生が耳やピアノで私の楽器を調整してくれることもありますが、このチューナーを導入してからは、特に何も言われずレッスンが始まるので、チューニングの精度は高いと思っています。
周波数の変更、移調もできますし、表記もDo(ド) Re(レ) Mi(ミ) Fa(ファ)…かC(ド) D(レ) E(ミ) F(ファ) G(ソ)…を選べるので、見易いです。私は吹奏楽部時代に慣れ親しんだ後者の表記を選択しています。
メトロノーム機能
メトロノーム機能ですが、四分音符、八分音符、三連符や十六分音符まで対応しています。また拍子が1/4から12/8まであるので、チューナーとしての機能は兼ね備えていると思います。自分が助かっているのは、メトロノームの音を変更出来る事です。楽器によってはメトロノームの音色が聞こえ辛かったりするので、この音をデジタル、アナログ、トライバル….など8種類の中から選べるので楽器の音色に紛れないような音を選択することも可能です。私は大きな音を出してもメトロノームの音が掻き消されない「クラシック」を気に入って使っています。
Cadenza
ある程度チューニングを済ませたら音階練習に移行しますが、途中で音程が崩れていなかどうかを確認するのにも便利です。このアプリはメトロノームを鳴らしたままチューニングすることも可能なので、自分の耳で追いきれない音程の崩れを確認することが可能です。先生から言わせれば、耳で覚えろということなんでしょうが。。。価格は¥300です。広告表示なども一切ありません。アプリ内では、追加オプションとしてプロ機能、シーケンサー、カラーテーマの変更などありますが、私は特に使っていません。購入時の機能で必要十分です。チェロを習っている方ならわかると思いますが、楽器自体が大きいのでスタジオへ練習しに行くのも一苦労です。こういったアプリを導入することで、荷物が軽くなることはとてもありがたいですよね!
効率良く練習するならICレコーダー
先生に練習曲を弾いていただき、このICレコーダーに録音しています。教則本ウェルナーはCDも売って無いので、ICレコーダーに録音しておけば練習の助けになります。iPhoneの録音機能だと、チェロらしい音が録音出来ないので、タスカムを使ってます。