まずはメリットからご紹介。
検索結果表示で優遇 by Google
サイト表示高速化 by HTTP2
Web業界全体が常時SSL化の流れ
ブログでアフィリエイトをやっている人、これから参入しようとする人も気になるWebのトレンドと言えば、やはり常時SSL化についてでしょう。
私も常時SSL化に向けてサブサイトで実装準備を進めていますが、その労力に見合うだけのリターンがあるのか、ここでもう一度振り返ってみたいと思います。
(2017年11月3日に当ブログも常時SSL接続対応完了)
SSLって何?
少し注意深い人なら、お問い合わせフォームなどで、URLのアドレスが「http」ではなく、「https」になっているのを目にしたことがあるでしょう。
この「s」がアドレスについていると、「通信を暗号化していますよー!」との意味で、今までは個人情報などを取り扱うフォームだけでSSL接続通信を見かけることが多かったですね。
アドレスバー見ればすぐにわかります。
http://(SSL化未対応)
https://(SSL化対応)
常時SSLとは?
このSSLに「常時」と付くのは、お問い合わせフォームなどの個人情報をやり取りするページだけでなくサイト丸ごと暗号化することを指します。
どうして常時SSLの流れに?
Google先生が「常時SSL」の推奨をGoogle Webマスター向けブログで公式にアナウンスしたからです。しかも2段構えでアナウンスしているので、かなり本気ですね。
参考:
2014年8月7日木曜日
HTTPS をランキング シグナルに使用します
2017年7月21日金曜日
Chrome の HTTP 接続におけるセキュリティ強化に向けて
理由は、ネットを利用するユーザーの安全を考えてのこと。
この点は、Googleの掲げるグーグリネスに適った視点と言えそう。
つまりサイトが丸ごと暗号化されているサイトを検索結果で優遇(ランキングシグナルに使用)しちゃうよ!ってこと。
しかも、常時SSL化されていないサイトはChromeで警告しちゃうよ!と言ってきている。
Google先生、まさにアメとムチ!(笑)
常時SSL化対応済の大手サイト
常時SSL化の大手サイトを見ていきましょう。
- Amazon
- Yahoo!Japan
- Apple
- YouTube
- Wikipedia
- トヨタ自動車
- NTTドコモ
- au
- Netflix
- アフィリエイトA8.net
有名どころのサイトは軒並み常時SSL化へと移行しています。
常時SSL化の流れはASP各社にも波及しているようで、よく名前が挙がる大手ASP各社も対応が既に完了しています。
次はこのサービスを利用するアフィリエイターの番ということですね。
この流れが、中小企業、そして一般のブログにまで波及しはじめていて、アフィリエイター界隈でも大騒ぎになっているわけです。
常時SSL化のとんでもないメリットは2つ!
検索上位表示 by Google
Googleが公式でアナウンスしている以上、対応するべきですよね。
ブログを運営している人にとっては、SEOに新たな要素「常時SSL化」が課題として追加されたという感じ。
サイト表示の高速化 by HTTP2
常時SSL化の流れで見逃せないのは、実はサイト表示の高速化技術。
ブロガーならサイト表示に高速化に苦心しているはずです。画像を圧縮してみたり、EMP対応にトライしてみたり、Wordpressなら表示高速化のプラグインを試してみたりと、サイト表示高速化は全てのブロガーにとって永遠のテーマと言っても過言ではありません。
これが常時SSL化対応することで速くなるということであれば対応しない手はありません。もちろん、サービス提供元がHTTP2通信規格に対応していることが条件。
エックスサーバーは独自ドメイン常時SSL化無料ですし、HTTP2での通信企画を採用しているので、使い勝手が良さそうです。
常時SSL化対応のデメリット
メリットはさんざん語ってきましたが、デメリットが大きいのも事実。
httpsへの設定変更にリスク有
Wordprss民はhttpからhttpsへの設定は慎重に進めなければいけません。
わいひらさんがわかりやすく説明してくださっているので、こちらを参照してください。
私もこのサイトを見ながら慎重に作業を進めました。
一時的にランキングが下がる
GoogleAdsenceの収益も下がる可能性があるようです。
当ブログも常時SSL化対応が完了したばかりなので、この辺りは様子見ですね。
それでも、Web業界全体の常時SSL化時代は間違いなく到来しつつあるので、アフィリエイトブロガーなら、どこかで対応しないといけませんね。
はてなブログProよりWordpressです
「アフィリエイトやるなら、Wordpressよりも、はてなブログ!」と長らく言われていましたが、ここに来てその潮目が変わりつつあります。
私ははてなブログとWordpressの両方を運用していますが、結局Wordpressに帰ってきました。
少し前なら、はてなブログ1強と答えていましたが、今ならレンタルサーバーを借りてWordpressを利用すべきだと思います。
どうしてか? 常時SSL化の流れに対して現状の「はてなブロガー」たちはどうすることも出来ません。
もちろん、はてなブログもSSL化対応を宣言しましたが、いつ実装されるのか明らかにされていません。
Googleがランキングシグナルに使用すると明言した以上、対応が早い方が吉でしょう。
もうひとつ言えば、はてなブログは常時SSL接続の次に重要なHTTP2通信への適用をまだ明言していません。。。
WordPress民は続々と常時SSL化対応を開始しています。
アフィリエイトに新規参入するなら、既に常時SSL化実装可能なエックスサーバーです。
エックスサーバーは、常時SSL化の実装だけでなく、HTTP2通信という新しい通信規格も導入しており、これは常時SSL表示において表示速度を速めてくれます。
また、Web表示が高速化されるNginx(エンジンエックス)を導入済。
この一連の流れは、流石の一言。
エックスサーバーをおすすめする3つの理由
独自SSL設定が無料!
エックスサーバーで運営中のドメインに対して無料で独自SSLを利用することが可能。
面倒な手続きもなく、管理画面から誰でも簡単に利用していただけます。
証明書の発行時間も1時間ほどで完了します。
もちろん、その後のWordpressの各種設定変更は自身で行う必要があります。
HTTP2に対応!
SSL化したWebサイトの表示速度が大幅に向上する新しい通信規格。今までの接続方法での暗号化だとアクセスが遅くなるのですが、このHTTP/2という通信規格はHTTPよりも高速化が図られており、かつHTTPS接続においてのみその効力が発揮されるというもの。Googleがそう言っただけでなく、この新しい通信規格の流れだけを見ても、常時SSL化の流れは確実に来ていると言えそうです。
HTTP/2についてより
もっと直感的にわかるHTTP2アニメーションを用意しました。通常のHTTPとHTTPS2バージョンの読み込み時間を比較したものです。各テストでは、360個のイメージ(合計0.62 MB)が読み込まれる速度です。
Nginx(エンジンエックス)導入済!
かつてWebサーバーと言えば、もっぱらApacheでしたが、近年台頭しているのがnginx(エンジンエックスと読みます)です。Webサイトの4割は既にNginxで動いていると言われています。大手レンタルサーバー会社のエックスサーバーもnginxへの対応を公式発表しました。Nginxはサーバー上にあるファイルを高速に配信されるように設計されいて、アクセスが集中しても高速で安定したWebサイトの運営が可能なんだって!
XSERVER サーバーについて > nginxについてより
このブログは既にnginxで稼働しており、常時SSL接続のHTTP2通信で動いています。
体感的に表示は高速化されていますが、Google Analyticsで読み込み速度を実際に分析していこうと思います。