日本人のソウルフードと言えば、卵かけご飯です。海外で生卵を食べることは食中毒(サルモネラ菌)のリスクを冒すことと考えられています。ロッキーが生卵をガブ飲みするシーンは、私たち日本人にとってはちょっと気持ち悪いくらいの感覚ですが、海外の人から見ればかなりクレイジーなんです(笑)
日本では殺菌消毒の仕組みキチンと整っているため、市場に出回っている卵は安全と言われています。現にどこのスーパーでも売ってますし、生卵かけご飯は既に国民食となっていますよね。
絶品と言われる卵かけごはんのアレンジがもう別の料理
ネットで調べていくと、卵かけごはんのアレンジが色々出てきます。なめたけとバター入れたり、納豆入れたり、下品なマヨネーズを突っ込んだり、そぼろ入れてたりって、もうそれ別の料理だと思いませんか?
そんな手間のかかる卵かけご飯は、TVの料理番組で小洒落た皿に盛って出したらいいんですよ。
辛子明太子で食感を楽しむという幻想
つぎに辛子明太子。このつぶつぶな食感がクセになって美味しいとの触れ込みでしたが、流動性の高い卵に辛子明太子を入れてもすぐに胃の中に流れ込んでしまいますよね?
食感をどこでどう感じるんですか?食感がクセになってたまらないと言ったのはどこの誰ですか? 辛子明太子は白いご飯に合うんです。卵の白身とじゃれあって、その中に潜り込んでしまう辛子明太子に用はありません。
醤油漬けもナンセンス
ちょっと前に話題になった醤油漬けもナンセンスです。手間と時間がかかりすぎ。さっとかき込んですぐに出かけられるのが、卵かけご飯の最大のセクシーポイントです。
前の晩から仕込むなんて、フレンチトーストの仕込みじゃないんです。卵かけご飯は、そんな上品な食べ物になってはいけません。最高にシンプルで海外から見たらえげつない不快な食べ物。それが卵かけご飯であり、クールジャンパンです。
卵かけご飯専用醤油にも懐疑的
また、卵かけご飯専用の醤油も駄目です。醤油は卵かけご飯のためだけに存在しているわけではありません。卵かけご飯ごときに醤油は首を垂れてはなりません。
卵かけご飯は、生たまごと白いご飯と醤油+調味料のみで勝負するべきです。調味料を私たちはまず検討するべきなのです。では、私が検討した調味料は挙げていきましょう。
麺つゆ信者による布教が理解できない
卵かけご飯のアレンジの筆頭としては、やはり「麺つゆ」が出てきますね。やったことありますか? 麺つゆ。はっきり言って全然合わないです。
騙されたと思って20回くらい食べてみましたが、一口目は美味しく感じれます。しかし、食べて行くにつれて、妙な甘ったるさが口の中を不快にしていきます。生卵かけご飯における麺つゆ信者たちを私は憎みます。私は信仰心を試されているのかもしれません。
白だしなら、多少の変化を楽しめる
生卵と醤油の味に飽きたら、白だしを加えてみると変化を楽しめます。高級感が2割増し。ただ、3回やれば飽きてきて、また醤油に逆もどりすると想います。
ナンプラーも飽きる
魚醤です。塩っ気がかなり強いので、調整が難しいことと、やはりエスクニックの存在感を醸し出してくるので、そう遠くない未来にあなたは飽きるはずです。普段からしょっつるを利用されているご家庭であれば、新しい卵かけごはんアレンジの主役になってくれるはずです。
どうして卵かけご飯のアレンジにはネギ油が最適解なのか?
最初から卵かけごはんにネギ油を使っていたわけではありません。
そもそもネギ油は、醤油ラーメンや餃子を食べるときに、味を壊さず味を高めてくれる調味料として重宝していました。つまり、相性が良いため自然と醤油の近くにネギ油が居たわけです。既に恋仲だったというわけですね。
つまり、卵かけご飯に必要不可欠な醤油にネギ油を入れることは、醤油本来の味を崩すことなく風味を高め、味をブーストアップしてくれると結論付け、卵かけご飯のアレンジにネギ油が最適解だと私は考えています。
まぁ、好きな調味料の組み合わせで食べたらいいと思いますけど。。。