世の中には色々な職種があり、アウトバウンドによる営業電話というのも一つの手法でしょう。
実は私、電話が大好きです。プロジェクトが進行しているものについては、タスク管理ツールや、チャットツールで仕事を進めていきますが、管理職世代にはまだまだ電話中心の方が多いのも事実。
そんな電話好きの私ですが、怒り心頭になる営業電話があります。
うそぶく営業電話
代表取締役と知り合いであるような話しぶり
社名を言わずに公的機関を装う電話
こういった電話は本当に迷惑。重要な電話なのか、悪意のあるセールストークなのか、判断が難しく時間を取られます。取締役と知り合いであるような話しぶりや公的機関を装うようなセールストークは、故意に事実を告げていないですよね。実はこれ、特商法の禁止行為に該当します。説明するのも手間なので普通にお断りして電話を切ります。
求人広告営業電話、いい加減にしろ
人材紹介系の会社が特に多いのですが、必要があればこちらから連絡しますと伝えているにも関わらず、一度断っても一週間後に懲りずにまた掛けてきたりします。
よく名前を聞く大手の求人広告媒体からも何度も掛かってきます。
先日こんなことがありました。
B社「お世話になってます。B社の◯◯と申します。代表の◯◯様いらっしゃいますか?」
自分「お世話になっています。どのようなご用件でしょうか?」
B社「御社の求人広告の掲載を見てお電話差し上げました」
自分「新規の求人営業については、全てお断りさせていただいております」
B社「いえ、求人営業じゃいないんですよ。社長様いらっしゃいます?」
自分「御社からお電話をいただくのはこれで3回目です。必要があればこちらからご連絡差し上げると以前にもお伝えしていますが」
B社「いえ、今回は新しいサービスのご案内でして。代表の方に繋いでいただけませんかね?」
自分「代表より電話を取り次がなくていいと言われております」
B社「適正検査についての新しいサービスが出まして、是非とも説明を差し上げたくてですね」
あまりにしつこく食い下がるものですから、流石にガチ切れしました。
自分「再三にわたりお断りしているにもかかわらず、このような電話をされるのは『特商法17条の再勧誘の禁止』にあたります。今後、同様の電話が続くようでしたら、消費者センターに報告させていただきます。二度と電話をかけてこないでください」
これでB社の担当者は突然シュンとして大人しく電話を切ってくれました。以降、電話もかかってきません。
消費者センターが何をしてくれるんだと思う方もいらっしゃいますが、実はこの消費者センターに苦情が殺到すると、該当する営業所は業務停止や業務禁止になるなどちゃんとお灸を据えてくれるのです。
電話番をされる方は、こちらをよく読んでおくのがいいかもしれません。
特定商取引ガイド
それでも再度電話がかかって来たときは、上長に報告した上で消費者センターにきっちり苦情をいれましょう。そいう電話を掛ける側も掛けられる側も誰も得をしない非生産的なものですし、ビジネスの範疇から外れたものです。