ネットにあらすじが一杯転がっている
いや、そんな熱心なスターウォーズファンじゃないんですけどね、私の大好きな俳優さんでサイモン・ペッグ(ショーン・オブ・ザ・デッドというゾンビ映画がメチャクチャ好きなんです)が出演するということで観にいきました。
あらすじをまとめたサイトや動画がネットにはたくさん転がってますから、いきなり知ったかSTAR WARSできちゃうわけです。そんな人は私だけじゃないはず。
あらすじを一通りさらって観にいけば満足出来る内容です! ダースベイダーの後継であるカイロ・レンの蟻食いマスクデザインはダサカッコイイ。敢えて控えめなデザインにした印象。
私の予想では次回エピソード8におけるカイロ・レンのマスクはもっと邪悪でカッコイイデザインへと変わるんじゃないかなと思っています。
ナウシカを彷彿とさせる女性主人公のレイの存在感は本当に素晴らしいの一言。
受け継がれる父殺しのテーマ
醍醐味といったら不謹慎ですが、これ無くしてスターウォーズは語れません。今作でもこの話が出てきます。源流は、ギリシャの有名な悲劇『オイディプス王』に由来しているのはもう間違いないでしょう。要はいつかは父親を超えていかなければならないという心理的葛藤を描き出しているんですね。
また、古くからのファンを大切にしているなぁと思える箇所がたくさんあるみたいですよ。私の隣に座っていた人は、何でもないシーンで何故か咽び泣いていましたから。
私にはそこまでのディティールを感知するフォースはありませんでした。。。修行が足りませんな。
世界観の縮小とモブの大活躍
EPISODE1〜3の世界観からすると少し世界観はこじんまりした印象です。都市とか惑星とかの描き方は大雑把でした。政治的な話もあまりありませんから、仕方がないことかもしれません。これは予告編のEPISODE1〜3とEPISODE7とを見比べてみてもわかるはずです。
戦争を重ねていく中で銀河全体が荒廃していったんだ!と言われればそうですね。サブタイトルも『フォースの覚醒』ですから。焦点はやはり国家ではなく個人なんでしょう。
私がとても関心したのは、ストームトルパーというモブキャラが、途中から主要なキャラクター演じ始めることです。
もちろんモブとしての弱さを抱えながらですが、誰だってその気になれば物語の主人公になれるんだぜ!と思わせる描き方は新しいファン層を獲得できるのではないでしょうか。
サラリーマンである自分は特にそんなことを強く感じちゃったりしました。
キリンでBB-8プロジェクターが当たる!
BB-8のデザイン、本当に愛くるしいですよね。知っている方は知っていると思いますが、今キリンビバレッジでメッツシリーズのロゴマークを集めると抽選で1000名に賞品BB-8プロジェクターが当たるそうです。
欲しい人は糖分過剰摂取に気を付けながらトライしてみてください。。。もちろん私も応募します!応募の締め切りは2016年2月4日(木) ※当日消印有効です。
詳細は「BB-8プロジェクターが当たる!」キリンビバレッジ GET FORCE! キャンペーン
そろそろ善悪二元論の限界かな
ジェダイとダークサイドのシーソーゲームはそろそろ終わりかもしれません。映画の世界では、あらゆる悪という悪を既に描き切ったのではとさえ思えてきます。少し視点を変えてみると、ハリウッドのヒーロー映画は既に新しい流れに入っています。
私が今注目しているのは、「バットマンVSスーパーマンです」や「アイアンマンvsキャプテン・アメリカ」です。
つまり正義VS正義なのです。ただの抱き合わせ商法だって?いやいや、これは堕天使のお話に近いんです。善悪二元論は善と悪がしっかり枝分かれした後の話です。
けれども、正義VS正義はどちらが本当の正義かわからないのです。各々のジャスティスがぶつかり合うのです。つまり善悪が枝分かれする前のお話。善悪が分かれる瞬間ってなんでしょう。
すごく哲学的な問いですよね?ちなみに堕天使の定義はWikipediaさんにはこう書いてあります。
堕天使(だてんし)は、主なる神の被造物でありながら、高慢や嫉妬がために神に反逆し、罰せられて天界を追放された天使、自由意志をもって堕落し、神から離反した天使である。
- 高慢によるもの
- 嫉妬によるもの
- 自由な意思によるもの
もしかすると、ハリウッド映画の精神というのは人間存在のより根源的な問いかけへと向かっているのではないかと思ってしまうのは、考え過ぎでしょうかね〜