本日のポイント
ピチカートで1stポジションをビルドしろ!
一回のレッスンで指導される内容というのは、もちろん一つや二つではありません。
けれども、今回の指導の主軸はコレだ!というものを抽出してそこに意識を集中して一段一段昇っていければいいなと思っています。
今回は左手の1stポジションにフォーカス。
レッスンで使用している教則本はサポージニコフ。左手のポジションギブスと言われるほど、徹底してポジションを練習させる構成内容になっているのがその特徴です。
最初に弓を使わずに、左手のみのポジションを確認しつつ、右手はピチカートで弾くのみ。
この指導内容の意図するところは、左手の1stポジションだけに集中出来ることです。
一口に左手の1stポジションといっても、意識すべき点はたくさんあります。
指の角度、開き、抑える強さ、移弦時の指の角度の変化など繊細な左手の指の運動だけに意識を集中するのは効率的だなと思えました。
チェロの演奏というのは、左手で弦を抑え音程を作り、右手で弓を動かすので、不慣れなうちは右手か左手のどちらかがかならずバランスを崩します。
ですから、まずは左手からしっかりビルドしていこうという内容でした。
ワンポイントアドバイス
左手の親指は浅く
弦に対して弓は直角。これは絶対!
レッスンで使用している教則本
チェロ基礎教本 R.サポージニコフ 編著/井上 頼豊 校訂・注
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井上 頼豊,R.サポージニコフ 全音楽譜出版社 1998-12-10