アラフォーながらも、人手不足の業界ということもあり、同業種への転職が無事に決まりました。
ご縁に感謝です。
さて、退職といえばやはり送別会!ですが、上司には、私の送別会は不要であることを予めお伝えしておきました。
これは以前から考えていたことで、会社が費用を負担してくれないのなら、業務外の送別会は、半ば強制参加、会費強制徴収のような形になってしまいますし、たとえ仲が悪かったとしても、あからさまに欠席することもできませんよね。
通常の送別会というのは、同じ課、同じ部署が軸となって開催されます。
でも、本当に気持ちよく送り出したいという人だけで、送別会をしてもらえたらなと思うのです。
時間もお金もかかるんですから。
歓送迎会参加の一人あたりの金額相場はおよそ4,000円~5,000円です。
決して安くないですよね。
年度末忙しい中で、送別会だけでなく、壮行会や新人歓迎会などが重なる時期でもあります。
新人歓迎会は、こちらに主導権が無いのでなされるがままになるのは仕方ありません。
人間関係も白紙ですから、基本的に共感や善意で会の雰囲気が作られます。
ただ、送別会は愛憎渦巻く可能性もあるので、ある程度コントロールしなければいけません。
私はいわゆるジョブホッパーで、多くの会社を転々としています。
送別会の経験はふつうのサラリーマンより多いかもしれません。
もしかしたら、送別会に対する考え方が世間一般とズレてるかなとも思うのです。
送別会は業務外
私のように退職ではなく、部署が変わる、転勤する場合でも、やっぱり会社負担じゃなきゃ、部署や課で壮行会をやる必要も無いんじゃないかと思うんです。
社内で花束かメッセージカード渡すくらいで十分だと思います。
ちなみに、私の元上司はそういう壮行スタイルでした。
壮行会無しで、花束とメッセージカードのみ。
ですから、会社外での送別会や壮行会が必須じゃない時代がもう到来してるような気がしないでもないです。
愛憎渦巻くからこそ、苦手な人たちや快く思っていない人たちと酒を酌み交わして送別会をするのがサラリーマンのあるべき姿だと思うのであれば、とんでも無いことだと思います。
そういうのは、在職中に解決するべきコミュニケーションの問題であって、アルコールを摂取して酩酊した状態で許し合うなんて、なんとも気持ちの悪い行為にしか思えません。
この惰性的な、送別会撤廃の発案はいい結果をもたらしてくれました。
個別に居酒屋で送別してくれる人もいれば、別の部署にいる後輩が、有志で送別会の幹事を引き受けたいと言ってくれて、部をまたいで送別会に参加したい面々を集めてくれました。
このメンバーの顔は一生忘れません。
私もお金を出せるところは出させてもらいました。
送別会は、業務外です。しかも大抵のケースは、自分の懐からお金を出す、期末の多忙な時期に仕事を調整してまで、送り出したいと感じる人。
そういう人を自発的に送り出してあげるのが、送別会の本来の意義ではないかなと私は考えています。