最近はちょっとした家系ブームが来ているようです。都内にも味の良さは別として、横浜家系と称したお店をよく見かけるようになりました。そもそも、家系ラーメンとはなんでしょう。
横浜を代表するラーメンと言えば家系ラーメン
今では広く認知された横浜発祥のラーメン。家系ラーメンは、豚骨醤油ベースで太いストレート麺を特徴とするラーメン。赤いテーブルカウンターに、数多くのトッピングが置かれ、ライスとの相性が良く多くの常連客は必ずライスを頼む。家系の総本山と言われるラーメン店は横浜駅にある「吉村家」。また、店名に必ず◯◯家と付くわけではなく、◯◯商店と名乗る店舗も増えてきている。
家系といえばライス、ライスと言えば味玉
家系定番のサイドメニューといえばやはり、ライスです。半ライスが無料な家系もありますね。ラーメンスープに海苔を浸して、ご飯をくるんで食べるやり方が多いようですが私は違います。
ラーメンとライスが着丼したら、味玉をご飯の上に置き半分に割ります。そして、そこからラーメンのスープを玉子の黄身めがけて掛けます。半熟の黄身とスープを絡めたら一気にかきこみます。ライスがスープを吸い込んでしまう前が勝負です。
玉子かけご飯が大好きな国民性からして、この食べ方が最上ではないかと思うのです。トッピングにお金をかけることが嫌いなんですが、半ライスと味玉だけの追加料金だけは惜しみません。これが格別の美味しさで、至福のひと時です。
殺伐としていないラーメン屋さん
すべての家系が一概にそうとは言えませんが、総本山の吉村屋とはじめとしてお客さんを大切にするのが家系の良さと言えるかもしれません。吉村屋では「お客様は我が味の師なり」と謳っています。
この辺りは、厳密にルールが決められている殺伐とした二郎とは違い、お店に入りやすいと言えるかもしれません。二郎を殺伐とさせているのは、ジロリアンと呼ばれる常連さんの方だと思うんですけどね(笑)