マタニティーマークを付けていない妊婦さん

シェアする

マタニティーマークを付けていない妊婦さん

公共交通機関を利用する人なら、自分が座っている目の前にに妊婦さんや老人の方が立っている場面に出くわしたことがあるでしょう。老人の方は、見た目でほぼ判別がつきますので問題ありません。マタニティマークを付けている妊婦さんも問題ありません。難問なのは、マタニティマークを付けていない妊婦さんらしき人が目の前に立っている時です。

妊婦さんではない人に席を譲ろうとするミスジャッジ

数ヶ月前の通勤電車内での出来事。私が座席に座って本を読んでいると、ある女性が私の席の目の前に立ちました。体型は痩せていましたが、下腹部がぽっこり膨らんでいます。

服装はワンピースでペタっとしたサンダル。腕に掛けているハンドバッグを脇に挟むようにしてスマートフォンを操作しているので、マタニティマークが確認出来ません。付けてあるかもしれないし、付けてないかもしれない。しかし、お腹だけが少し膨らんでいる。

ここで私は悩みます。目の前にあるこのお腹を眺めながら10分ほど悩みました。バッグの影にマタニティーマークがあるかもしれない、もしかしたら忘れただけかもしれない、もしくはマタニティマークを付けないポリシーの方なのかもしれない(マタニティマークを付けていることで故意に蹴られたり腹を押されたりする場合がある為、敢えて付けない妊婦さんがいます)

あんまりぼんやりしていると隣のサラリーマンに席を譲られてしまうかもしれない。電車が停車したタイミングで立ち上がり、自分が座った席を相手に促します。

私「よかったら、どうぞ!」
女性「え?」
私「こちらに・・・」
女性「ん? わたし、何ともないですよ」
私「ん?あ、あぁ。そうですか・・・」
ここで、ミスジャッジだと気付く自分。やらかしてしまったと思いながら自分の席へ戻ります。顔は真っ赤だったかもしれません。そんな自分に女性から一言。
女性「でも、ありがとうございます」

この最後の言葉に助けられました。ごめんなさい。

何も言わずに席を立つがいいのか?

マタニティマークを付けていない女性で妊婦さんかどうか判別出来ない場合は、敢えて席を譲らなくてもいいんじゃないかという意見があります。うん、そうですね。それはそれでいいと思います。

一方で、どうしても譲ってみたいなら「黙って席を立ち電車を降りるか、別の車両に行く」という意見があります。黙って席を立って席を譲るという回答は文面上100点かもしれないけど、私の中でどうもしっくりこない。本当にそんなアプローチ出来るの?と聞いてみたい。

自分もこの手の方法は数回試したけど、結局その女性が妊婦さんかどうかわからないし、場合によって脇からぬるりと割り込んで席を取る人だっている。席を空けて移動した後の車両でなんだかモヤっとする自分がいる。

それに席を譲らなければいけないような混雑時には、一度電車を降りたり、車両を移動するのは他の人の迷惑にもなります。目の前の人に譲りたいなら、その人にどうぞっていうのが単純明快でいいと思っていますけどどうでしょうか。

そもそも、この国では電車の中で席を譲らない風潮が蔓延してるんですから、自ら進んで声を掛け席を譲るのが一種のパフォーマンスになると思っています。これに触発されて誰か一人でもこの行動をフォローしてくれるのがいいと思うんです。偽善だとか善意の押し付けと捉えられても結構です。

席を譲ることを第三者に強制しないこと

電車の中でごく稀に見掛ける光景ですが、私はこれだけはやりません。座っている人たちは一見健康そうですが、実は連日徹夜でヘトヘトしかもしれませんし、少し体調が悪いかもしれません。見た目では判別出来ない持病を抱えている場合もあるでしょう。ですから、私は第三者に対して席を譲ることをお願いもしませんし、強制もしません。

マタニティマークを疑う恥ずかしさ

中には妊娠していないのにマタニティマークを付けている女性がいるという話があります。この話を聞くのもするのもイヤなんですが、悪意を持ってマタニティマークを付けている女性なんてほとんどいないんじゃないですか?これ、かなり恥ずかしい行為ですから。また、そういうことがあるから席を譲らないという考えの人もイヤです。ただの詭弁にしか聞こえません。

嘘でも本当でもマタニティマークを見たら私は席を譲ります。マタニティマークが無くても妊娠が疑われる場合は、私の過去の経験に照らし合わせてトライするようにしています。一席に一人ではなく二人を座らせることが出来るんだから、細かいことはいいじゃないですか別に。








“おやゆび文鳥”

シェアする

フォローする