死ぬ前に一度は観たい! 東京国立博物館 ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―に行ってきました!

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東京国立博物館にて「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」に行ってきました!

私が世界で一番美しいと勝手に思っている「国宝 半跏思惟像(奈良・中宮寺所蔵)」が間近で拝観出来る機会とあって、仕事を休んで初日に凸してきました。

場所は上野の東京国立博物館。
東京国立博物館にて「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」に行ってきました!

休日出勤分のお休みでしたので決してズル休みでありませんよ。

中宮寺の半跏思惟像となれば、土日はメチャクチャ混むでしょうね〜。

このブログ投稿の絵は私が昔に模写したものです。

展覧会では、日韓の半跏思惟像(はんかしゆいぞう)2体が初めて並ぶ特別展と銘打ってますが、私は中宮寺の弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしゆいぞう) がお目当てだったので、今回は韓国の半跏思惟像には触れません。

弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしゆいぞう) って何?

まずは、名前がちょっと長いので、解説していきます。
弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしゆいぞう)をまずは「弥勒菩薩という状態」と半跏思惟像と「姿」に分解しましょう。

弥勒菩薩(みろくぼさつ)

仏様、仏様といいますが、この像はまだ”完全に悟っていない状態”を表しています。菩薩(ぼさつ)というのは「仏の次の位」。

つまり、修行者ということですね。ここに弥勒(慈悲の意味)が付け加えられて弥勒菩薩(みろくぼさつ)という名前になると、お釈迦様が亡くなって(入滅)から56億7000万年後についに悟りを得て、生きとし生けるものを救済するという未来仏になる修行者という意味になります。なんだか壮大!

半跏思惟像(はんかしゆいぞう)

常用漢字では絶対に見ない漢字が混じってますが、難しくはありません。

半跏(はんか)とは片足を他の足の股(もも)の上に組んですわる様を指します。

つまり、この像の格好を説明しているんですね。

思惟(しゆい)は、文字通り考えることです。

半跏思惟像(はんかしゆいぞう)というのは、ゆったりと片足を組んで生命のあるすべてのもの(衆生)をいかに救うべきかを考えている様ということです。

まとめましょう。
弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしゆいぞう)とは、「もう一歩で仏になる手前の修行者がゆったりと片足を組んで、生命あるすべてのものの救済について思案している像」ということです。

中宮寺の弥勒菩薩半跏思惟像とは?

私が模写した絵を掲載しますね。
東京国立博物館にて「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」に行ってきました!

奈良県 中宮寺の本尊。飛鳥時代の作で、像高132.0cmとまぁまぁ大きい。知名度では、広隆寺の弥勒菩薩半跏像とよく比較されますが、私は俄然中宮寺の弥勒菩薩半跏思惟像が好きです。

優美な姿と気高さが同時に伝わってくる漆黒の像。

細部に残った顔料から、当初は肌色の体に、群青の髪、緑青の模様のある朱色の裙(くん=もすそ)をまとっていたと推定されています。

実物を見たら、誰もが感動すると思います。

仏像美術の中でも中宮寺の弥勒菩薩半跏思惟像は超ド級の芸術作品ですから、生きているうちに拝観しておくべきですよ。

こんな優美な仏像を観ないなんて、勿体ない!!!!

中宮寺の言い伝えでは、弥勒菩薩ではなく如意輪観音との記録が残っていますが、如意輪観音の場合はその座法が半跏思惟(はんかしゆい)ではなく、右膝を立て両足裏を合わせる輪王座(りんのうざ)であることから、現在では弥勒菩薩(みろくぼさつ)との見方が一般的となりました。

仏さまの座り方もいろいろ

主な座法にはほかにも、下記のようなものあります。

両足を組み合わせ、両腿の上に乗せる『結跏趺坐(けっかふざ)』

片足を他の片足のももの上に組んで座る『半跏趺坐(はんかふざ)』

椅子などに座り、足を組まない姿。『遊戯坐(ゆげざ)』

正座をして 腰を少し浮かせている座り方『跪坐(きざ)』

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東京国立博物館へのアクセス








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